メカ・フグの赤外線リモコン化

タミヤの魚型ロボットのおもちゃ「メカ・フグ」はリンク機構で尾びれ(ラダー)を動かし水上を進む。

 

スイッチを入れるとゆらゆらと前のほうに進むが、進むだけなのでリモートコントロールしたい、ということで、鈴木美朗志:「PIC&C言語でつくる赤外線リモコン」を参考に赤外線リモコン化しよう、というもの(を昔作った、ということで資料を少しもらって書いてる)。

 

主な部品は次の通り。

・送信機と受信機に使ったPICマイコンはPIC16F648A

・受信機の赤外線受光モジュールは、OSRB38C9AA

・送信機の赤外線LEDにはOSI5FU5111C-40

 

送信機の回路は図1の通り。

メカ・フグの電池は単3電池一本なので昇圧ICのHT7733Aで3.3Vまで昇圧してPICマイコンの電源にしている。

また、モーターはメカ・フグのものを使っているので、モーターから電池のマイナス端子に帰ってくる線をトランジスタのコレクタにつなげたりしている。

 

図1 改造メカ・フグの受信回路

 

これもイベント用に作ったものなので、DIPスイッチを使って図2のようにチャンネルを切り替えて多人数で遊べるようにしている。

 

図2 改造メカ・フグのDIPスイッチ

 

送信機の回路は図3の通り。

タクトスイッチを押している間、赤外線が出るようになっている。

図3 改造メカ・フグの送信回路

 

メカ・フグに回路を組み込んだのが図4。

 

図4 改造メカ・フグ

工作室に残っていたものを一つもらったが、赤外線をオンオフしてラダーをいい感じの位置で止めて旋回させて遊ぶ。

ラジコン飛行機のシングル方式みたいなもの、という話だった。

 

肝心のPICマイコンのプログラムは?と聞いたら説明資料は作っていなかったとのこと。

 

先に挙げた本の第1章を参考にして作ったはず、ということで本を借りてみたが、確かに17ページに載っている送受信データのデバイスコードは4台まで、となっている。

なので この本に載っているプログラムを少し変えれば動かせるのかな?

 

とりあえずおしまい。

(今の子ども向けに作り直すのであればマイコンは何がいいんだろうか?)

ピンポンブザーを早押し機に改造する

ダイソーで売っている「ピンポンブザー」を早押し機に改造する。

 

学生さんから「中学生向けに論理回路が学べる教材を作りたい」という相談を受けたんだけど、とさらに相談を受けた中で出てきたアイデア

論理回路の話ではなくなっている気がするが)

 

ピンポンブザーは単品でボタンを押すとブザーが鳴るもので早押し機ではないので、電磁リレーでインターロック回路を作り早押し機にする。

 

リレーで早押し機を作る、というのはリレーシーケンスを勉強している工業高校で製作している事例(http://www.shiko-th.ed.jp/E/kaken2019/W_4.pdf)はあるようだが、基本的なインターロック回路で実現しようとすると押釦スイッチの前後の線とランプの前後の線の計4本を回答者の方へ引っ張っていかないといけないし、参加者を増やすときにはb接点を挿入していく必要があってちょっと大変そう。

 

ということで図1のように電源のプラスとマイナス、信号線をわたしていくような回路を考えた。

 

図1 シーケンス図

 

押釦スイッチはピンポンブザーのラバースイッチ(図2)を利用するが、接点抵抗が300Ωくらいあるので図2の黄色部分のパターンのレジストを削って電線を引き出し、NPNトランジスタのベースに入れてトランジスタをオンオフすることにした。

 

図2 ピンポンブザーの基板

完成というか、ブレッドボードで作成した回路が図3。AUTODESKのTinkercadで書いた……のにリレーの図を重ねて書いてるのかな?トランジスタTinkercadだと2SC1815と足の順番が違うが図3は2SC1815にあわせて配線しているので注意。

 

図3 早押し機の回路

 

ピンポンブザーの中は図4のように配線。スイッチの他、電源のプラスとマイナスの線も引き出してブレッドボードの回路とつなげる。

 

図4 ピンポンブザーからの電線引き出し

 

接続部分は図5みたいな感じ。3本線でつなげていけばよいのでステレオケーブルを使ってみた。

図5 連結部分

司会席には同じくダイソーの「3LEDフラッシュライトミニ」を置き、電池ボックスのマイナス端子にステレオケーブルのGND、オルタネートスイッチの基板側の線を外し、オルタネートスイッチ側にステレオケーブルのLを、線を外した基板の穴にステレオケーブルのR(通信線)を接続する(写真を撮り忘れた)。

 

こんな感じで仮完成。先日のオープンキャンパスで使ってもらった。

 

司会席に置いた3LEDフラッシュライトミニを1回押してONにする(この時LEDは光らない)と待機状態となり、ピンポンブザーを押すと、一番早く押した人の基板のLEDが点灯する。2番目以降はブザーはなるがインターロックが効いてLEDは点灯しない。

 

また、3LEDフラッシュライトミニのLEDも点灯するので、インターロックを解除する場合には3LEDフラッシュライトミニをもう一度押して電源を切り、もう一度押して待機状態に戻す。

 

おしまい。

360度動画のテスト

部室とかの360度画像を投稿したい。

 

 

 

youtubeにアップロードしたものを貼り付ける、というのはできそう。

youtu.be

 

1.リコーのシータで360度写真を撮影する。

2.windowsのフォトで「新しいビデオを作成」する。

3.360度写真を登録する。

4.表示時間が短いので、適当に延ばす(上の動画だと15秒)。

5.「テキスト」を選択してキャプションをつける。テキストスタイルは細則。レイアウトは左上のタイトル1にしてみた。テキストの表示時間は、最初から最後までにしている。

6.ビデオの完了、でmp4ファイルを出力する。

7.これだけだとyoutubeにアップロードしても展開した画像になり、360度動画にはならないので、「Spatial Media Metadata Injector」でメタデータを付与する。

8.youtubeにアップロードする。

 

といった流れ。

投稿のテスト

投稿のテスト。

 

ブログタイトルのヱヂソン倶楽部は某大学の電子工作系サークルの名称。せっかくだから記事を書いて、と言われたもののほったらかしにしていたので再開。

 

favicon(?)は英語名称をいじって電球のデザインにしたんだそう。

 

(記事は書きっぱなしになりそうなのでコメントしていただいても返信できないかもしれません。ごめんなさい)